Italy 2018.10/14~10/23

  

  

  

  

10/23、無事にイタリアより帰国しました。
ブログは更新できませんでしたが、Instagramでは”無事ですよ!”ということをお知らせするために、1日1回のペースで写真をあげていました。それを見て下さっていた
方は私の買付けと旅の様子はなんとなくお分かりいただけていると思います。(たくさんの励ましや温かいコメントをいただき、ありがとうございました。どんなにか救われたか
わかりません。)

完全なる1人旅&買付けは、想像していたよりもずっとずっとハードで修行のようでした。次から次へと予期せぬことが起き、その度に落ち込み心細くなって、「どうして
高いお金を払って私はこんな辛いことをしているんだろう。」と思いましたが、不思議と必ずその後に良いことが起きました。良いことというのは、優しい神様みたいな人との
出会いだったり、素晴らしい景色だったり、急に虹が出て青空が広がったり、とてもささやかかもしれないけれど、そのささやかな喜びにどれだけ勇気をもらったか・・・。
「禍福は糾える縄の如し」、悪いことと良いことが交互に起きて、海外一人旅はまるで人生そのものだと思いました。

とっても不思議なこともありました。初日から2日間ほぼ寝ていなかったのと疲れや緊張で3日目の朝、体がだるくて熱くて熱が出たようでした。ふらふらするし、”もう、最悪
だ・・・”と泣きそうだったのですが、ここで負けてはいけない!と気力を振り絞って、出掛けました。アレッツオの街をなんとなく歩いていたら、行く前から一番見たいなぁと
思っていたアレッツオで一番古い教会の前に来ました。中に入った時、その厳かで清らかな雰囲気に包まれて自然と涙が出ました。暫く椅子に座ってお祈りをしました。
そうしたら、教会を出る頃にはおでこも熱くなくなって元気になっていました。あれは今でも本当に不思議です。

もう嫌だ!と思っても諦めずに乗り越えたら、ご褒美がもらえる。誰かが応援してくれている。誰かが見守ってくれている。そう感じることの繰り返しの旅でした。
最終日、たくさんたくさん歩いた集大成にミケランジェロ広場まで更に歩いて登ってきました。登り切った先に広がるオレンジ色のフィレンチェの街並みを見た時も涙が溢れ
ました。やっぱり来てよかったんだ!と思った瞬間でした。
外国の見知らぬ土地で1人でいろんなところを歩くと、ただのちっぽけななにものでもない自分に改めて気づき、いかに普段、自分がやさしくてあたたかい人たちに囲まれ
支えられているか、たくさんの人のおかげで自分が成り立っているかということを実感します。何を見ても「ありがたい」しか無かったです。

美味しいものを食べたら「あの子に食べさせてあげたいな。」と思い、美しい教会に来たら「あの子に見せてあげたいな。」と思い、きれいな景色を見たら「あの子もこの
景色を見たらきっと泣くだろう。」と、私は1人に慣れているので旅の間も寂しいという感情はあまりなかったのですが、嬉しかったり感動したりしたことをお裾分けしたいなぁ!
と思う事はよくありました。
心細い時はポケットの中のハンカチとお守りを握りしめ、”歩こう~、歩こう~、私は元気~♪”と何度口ずさみながら歩いたか。
それから、この旅では、改めて旦那さんの存在の大きさにも気付けて良かった。笑
「誰か、助けてー!!」という状況に陥った時、一番に顔が思い浮かぶのは旦那さんでした。いつの間にか頼りにして生きていたのだなぁと思いました。

今回は完全に仕事のみで、という訳でななかったので買付けできた数は少ないですが、初めての海外買付けも本当にいい経験になり、これはとても楽しかったです。布を
買う時、「ピッコロ!」(ちいさい)、「グランデ」(大きい)とか買物する度にイタリア語の単語がわかってくると本当に楽しくなって。いろいろ学んだので次回は完全なる買付
に行きたい!と思っています。
私が仲良くしている同業者の友人たちも、よく買付けに行っているけれど”なるほどなぁ・・・”と思いました。自分で実際に足を運んで話を聞いて選んで持って帰って来て
並べて・・・愛着がまるで違う。1つ1つ買って来た時の状況や空気や匂いや売ってくれた人との会話や・・・そういうものが鮮やかに浮かんでくるのだから。
また必ず行きます。

買い付けて来た物を並べるためにトランクを開けると、ラベンダーの香りがふわっと溢れてきました。たくさんのお休みを頂き、ほんとうにありがとうございました。